株式会社メールハウス
本社外観

川越スチューデンツの地元企業訪問26

株式会社メールハウス

「ヒト手間」にこだわったDM発送代行サービスを展開

DM(ダイレクトメール)発送代行、総合物流サービス、情報処理事業

企業内容:
データ処理からメーリング、発送、アフターフォローまで一貫したDM発送代行、総合物流サービス、高度なセキュリティ体制によるデータ加工等
資本金  1,000万円 従業員 197名
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<事業内容>

代表取締役社長  日比谷すみれさん
代表取締役社長  日比谷すみれさん

 企業や団体などが特定の顧客や会員に向けて、商品・サービスの宣伝や販売促進、イベント告知を目的に郵送するDM(ダイレクトメール)。その内容によってハガキからチラシ、カタログ、案内状、証明書など、形態や大きさはさまざまだが、同社では発送側のあらゆるDM戦略をサポートするため、高精度のメーリングサービスを提供している。

 多種多様なDM加工に対応するため、合理的なシステムと生産性の高い専用機械を導入し、スピード・コスト・クオリティを追求した生産体制を確立。どうしても手作業が必要なところにも手間を惜しまず、「ヒト手間」をプラスした丁寧な作業を行いつつ、宛名等のデータ作成から、印刷、封入、発送、アフターフォローまで一貫した作業を行っている。顧客の個人情報を扱うため、プライバシー保護の信頼の証として、2000年に業界でいち早く「プライバシーマーク制度」認証を取得(認証番号第10820028(12)号)。これまで11回の更新をしている。

「事業の主軸はDM発送代行事業だが、時代の変化に合わせて、最近はネット販売の商品を発送するなど物流サービスにも力を入れています」と代表取締役社長の日比谷すみれさんは話す。許可がないと扱えない医薬部外品や化粧品も、包装や保管の許可をとり発送代行を行うなど、今後は総合物流サービスをさらに充実させていく方針だ。

<職場の特徴・求める人材>

 ここ数年は、より大量に正確に速く発送処理ができる大型機械を導入するなど、設備投資にも注力し、お客様のあらゆる要望に応えられるように現場環境を整備してきた。「若い人たちが入ってきて長く働けるような土台ができています。社員には大学や専門分野は問いませんが、人から言われたことをやるだけではなく、自分で考えて物事を進められる人を求めています」日比谷さんは言う。

  • 高速封入機を使った作業
    高速封入機を使った作業

<若手社員コメント>
滝島春輝(たきしまはるき)さん   生産管理部川越メールセンター
入社2年目    大学は法学部法学科

渡邉雄(わたなべゆう)さん    情報処理システム部
入社2年目    大学は情報学部

 DMの封入作業の現場で、納期までに間に合うようにスケジュールを組んだり、機械に不具合が起きた時の対応や整備などを行っています。とくに何百万通という大きな案件が滞りなく納品できたときは充実感がありますね。私は毎朝、機械の準備で朝早く出社しなくてはいけませんが、その分退勤時間を早めるなど、フレックスに勤務時間を考えてもらえるので、当社は働きやすい職場だと思います。(滝島さん)

 DM作業の封入の前段階の処理、具体的にはお客様から預かった顧客データを発送形態に合わせて加工するのが仕事です。個人情報を扱うので絶対に情報漏洩がないように厳重にチェックするなど、とても気を遣っていて、当社の信頼に関わる責任の大きさを感じます。それだけにお客様と信頼関係ができたと実感したときはとてもやりがいを感じますね。(渡邉さん)

お話を聞きました

  • 話し手 
    代表取締役社長        日比谷すみれさん
    生産管理部川越メールセンター 滝島春輝さん 
    情報処理システム部      渡邉雄さん 

    聞き手
    東京国際大学 国際関係学部2年 松本(まつもと)峻杜(たかと)さん
  • お話を聞きました
Q:日比谷さんへ質問します。新入社員に対して学生時代にやっておいたほうがいいと思うことはありますか?
時間のある学生時代だからこそ、いろんなジャンルの本を読んだり、映画を見たり、旅行に行ったり、とにかく様々な経験をしてほしいと思います。そこから興味を持ったことを掘り下げて自分なりに追求していくと視野が広がります。その経験や好奇心が社会人になって仕事の現場で必ず生かされると思いますね。
Q:滝嶋さんへ質問します。社員の考えを大切にしてくれる会社ということですが、もっとこうしたほうがいいと思うことはありますか?
現場の人材をもっと増やしてほしいと思います。今、私は一つの現場を任されていますが、一人だと責任も負担も大きく、休みを取るタイミングの調整も難しいので、2人体制になるといいなと思っています。
Q:渡邉さんへ質問します。データ処理の仕事は一人でやるイメージがありますが、チームワークも意識しますか?
もちろん一人で作業する部分もありますが、お客様やオベレーターとのスケジュール調整など、チームワークで進めるところも多々あります。自分一人で解決すればそれでいい、ではなく、お互いの「ほうれんそう」がとても大事。なにかにつけて報告、連絡、相談を心がけています。
  • インタビューを終えて

    日比谷社長の「障がい者もやりがいを感じて働ける場を作っていく」という話が心に響きました。取材のあとに封入作業の現場を見せていただきましたが、スタッフの皆さんがいきいきと楽しそうに仕事をしていて、日比谷社長の言う「社員一人一人の幸せ」が伝わってくるように感じました。

企業情報

社名株式会社メールハウス
社名(フリガナ)メールハウス
設立年1989年4月
資本金1,000万円
代表者氏名代表取締役社長 日比谷すみれ
所在地埼玉県川越市問屋町3-7
支店・営業所等問屋町メールセンター、狭山メールセンター、川越メールセンター
業種サービス業
正社員数197名 (社員37名、パート160名 2022年4月時点)
主な事業内容DM発送代行、総合物流サービス、データ入力・加工・出力等
電話049-229-1000
FAX049-229-1010
mailhp-contact☆mailhouse.co.jp
(※上記の「☆」記号を半角「@」記号に置き換えてご利用ください)
企業サイトURLhttps://www.mailhouse.co.jp/
※本データは公開時点のものです

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