株式会社東洋クオリティワン

川越スチューデンツの地元企業訪問6

株式会社東洋クオリティワン

大手完成品メーカーとともに海外にも積極進出

ポリウレタンフォームを中心とした各種ウレタンフォームの開発、生産を手がける日本唯一の専業メーカー

企業内容:
川越市下小坂328-2
資本金 8億円、従業員 355名
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<事業内容>
技術力をベースに、安定した品質と供給力で成長を続ける

代表取締役社長 丸末一之
代表取締役社長 丸末一之

ポリウレタンを生産するメーカーは数社あるが、専業メーカーは東洋クオリティワンが日本では唯一だ。また1935年の会社創業時から川越市に工場を持つ、地元密着型の企業でもある。当初は靴下のゴムの生産をしていたが、1962年からポリウレタンフォームの大量生産を開始。65年から自動車のシートに使うポリウレタンフォームを大量生産するようになり、高度経済成長の中で規模を拡大していった。今でも自動車向けの製品は売り上げの65%を占める。残る35%は、家具やソファ、寝具などの化成品で、最近では介護用ベッドに使われる低反発マットレスの販売が伸びている。

東洋クオリティワンの特徴は、開発から製造販売まで一貫して手がけていること。加えて品質の確保はもちろん、自動車メーカーの要求するジャストインタイムに対応しながら安定供給を確保するという難題にも的確に応じてきた。こうした長年の積み重ねが信頼を生み、成長の原動力になっている。そのため「メーカーが海外進出をする時には必ず声をかけてもらえる。東洋クオリティワンなら、できると思ってもらえているのだと思う」(代表取締役社長・丸末一之さん)という。

  • 工場内を視察する学生の岡村さん
    工場内を視察する学生の岡村さん

    <職場の特徴・求める人材>
    語学力よりも調整力やコミュニケ−ション力を重視

    ポリウレタンは軽いが大きいため輸出には向かず、現地生産が基本になる。そのため東洋クオリティワンも海外拠点を増やしている。とくに中国進出は早く、現在、9カ所に工場・販社・駐在事務所を持つ。売り上げの海外比率は現時点で約45%だが、50%以上を目指しているという。こうした中で求められているのが、海外で活躍できる人材だ。昨年には総合職の社員の名称を、グローバル職、ドメスティック職、地域採用のエリア職に変更。本人の申請や人事の判断によりグローバル職になると、海外赴任の機会が大きく増える。グローバル職になるためには語学力があればもちろんいいが、「本人にやる気があるかどうか」(丸末社長)が最大のポイント。言葉は「意欲があれば否応なく身につく」と丸末社長はいう。それよりも重視されるのは、調整力やコミュニケーション能力。「誰とでも話ができる、場をわきまえた話ができる要素は大事」(丸末社長)なのだ。

    トップに聞きました


    • 語り手:代表取締役社長・丸末一之さん
      聞き手:東京国際大学言語コミュニケーション学部2年・岡村朋美さん
    • トップに聞きました
    Q:私は海外で仕事をしてみたいと思っているのですが、語学力に基準は、例えばTOEICで700点以上などはあるのでしょうか
    もちろん700点以上あればかなりのレベルなのでいいと思いますが、実は基準はないんです。500点でも300点でもいい。それよりもやる気ですね。今のインドネシアの責任者は、自分で「得意なのは関西弁」と言っていましたが、今では現地語が話せるだけでなく、奥さんも現地の人です。
    Q:そうすると、会社で長く働いていく中では、海外派遣は必要な経験だということですか?
    そうですね、この会社で頑張るぞという気持ちがあるのであれば、必然的に海外もセットになると思った方がいいと思います。うちに限らず、一定規模以上の会社なら国内だけでやっていける状況ではありませんから。海外赴任は3~5年の周期で、一度は経験させています。
    Q:海外に行くのは何歳くらいからが多いのでしょうか
    だいたい30代前半で出る人が多いですね。向こうに行くと、基本的には社長補佐という立場になることもあって、とにかくあらゆることをしないといけない。そうやって戻ってくると、「ちょっと成長したな」って思います。
    • インタビューを終えて

      海外で働くことに興味をもっていたので、そのための条件や実際の仕事の様子などがわかったのがよかった。メーカーの現場を見ることで仕事の内容が実感できました。(岡村さん)

    企業情報

    社名株式会社東洋クオリティワン
    社名(フリガナ)トウヨウクオリティワン
    設立年1935年11月
    資本金80000万円
    代表者氏名丸末 一之(マルスエ カズユキ)
    所在地〒350-0812 埼玉県川越市下小坂328-2
    支店・営業所等【本社・工場】川越 【営業所】東京、川越、名古屋、大阪、福岡
    グループ会社【国内】10社 【海外】11社(中国、インドネシア、タイ、メキシコ)
    業種製造業
    正社員数男性 295名 女性 60名 計 355名
    採用実績校大学:埼玉大学、東洋大学、城西大学、東京国際大学 他
    高校:川越工業高校、市立川越高校、川越初雁高校、川越西高校 他
    主な事業内容・PUF(ポリウレタンフォーム)・発泡エラストマーなどの各種フォーム。
    ・フォーム加工製品の製造・販売。
    ・これらの生産システムや機械設備の設計・開発。
    電話049-231-2331
    FAX049-232-6337
    mailjinji☆tq1.co.jp
    (※上記の「☆」記号を半角「@」記号に置き換えてご利用ください)
    企業サイトURLhttp://www.tq1.co.jp/
    ※本データは公開時点のものです

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