ヤオコー

人事部　石井孝弘さん、田中美咲さん

きれいに並べられた彩り豊かな旬の野菜や果物、新鮮な精肉・魚介類、できたてのパンや手作りの惣菜……。思わず手に取りたくなる、食べたくなるような陳列が特徴の売り場は、まさにコンセプトである「食生活提案型スーパーマーケット」を感じさせる空間を実現している。

現在、埼玉県を中心に首都圏に160店舗（2018年10月現在）。明治23年創業の、川越を代表する老舗スーパーマーケットである。1989年より29期連続の増収増益で現在も更新中、という驚異の業績に業界の注目度も高い。

「豊かで楽しい食生活」の実現のポイントは「個店経営」と「全員参加の商売」の考え方である。一般的なスーパーマーケットにありがちな本部主導型ではなく、「食文化やライフスタイルは地域によって異なる」ことから、現場に権限を委譲し、店舗経営を任せているのが当社の特徴。また、パートタイムで働くスタッフを「パートナーさん」と呼び、店舗運営に参加してもらうなど社員とパートナーさんが協力して店舗づくりを行っている。

今後は500店舗体制を目指し、より都市部へ進出することが目標だ。駅前ファッションビルへの初出店など都市型店舗でも実績を上げ、今後の店舗数拡大への弾みをつけたい考えだ。

「まずは食べることが好き、そして人と関わることが好きな人がいいですね」と石井さん。新卒採用の面接では「今まで一番感動した食べ物の話」など、身近な体験やそれまでの経験を聞きながら選考していくという。学生の専攻科目は問わない。入社後は、店舗と同じ設備で研修できる部門研修や、若手社員人事研修「ヤオコー大学」を通して一から学べ、安心だ。

入社後は店舗にて惣菜・寿司部門を担当しました。現在は人事部で、新卒向けの企業説明会や一次面接などに関わっています。就職という人生のターニングポイントに携われるのは興味深いです。
　当社は充実した研修が特徴で、人にやさしい企業だと感じます。年に一度の「ヤオコー大運動会」のように、全店舗１万人以上が集まって盛り上がるイベントもあります。会社の仲間とも仲良くなれて、人とのつながりの大切さを感じますね。
　就活では、地元で就職したいという希望に加えて、当社の業績がいいこと、そしてなにか「縁」を感じました。これから就活をする皆さんには「就活は様々な企業を知ることができる最大のチャンス」ととらえて業界を絞らず、たくさんの企業をみてほしいです。